ピルは、避妊を目的とする避妊薬で、医師の処方が必要な飲み薬です。
避妊以外にも、生理不順や子宮内膜症といった女性特有の悩みにおける治療薬として、計測的に服用している人も多いでしょう。
ただピルには、ホルモンバランスに変化を与える作用があるため、肌が敏感になったり、毛量などにも変化をもたらす可能性があります。
また、ピルを服用した状態で脱毛施術を行うと、色素沈着を起こす可能性があるといわれています。
通常、ピルを服用していない人の施術においても色素沈着は起こりうる副作用のひとつなのです。もともと肌の色が黒かったり、乾燥肌や敏感肌の傾向がある人は、脱毛施術の際にちょっとした火傷のようになってしまうことがあります。
そのような可能性もある中、ピルを服用していることによって、より肌状態が敏感になっていることがあります。
副作用が起こってしまうリスクが増長してしまうことがあるのです。
ただ、ピルによる影響によって肌に色素沈着が起こりうる可能性としては稀だといわれていますし、どの原因で色素沈着してしまったのかは判断しにくい部分があります。
とはいえ、その可能性はないと言い切れないことを知っておく必要があります。
脱毛サロンでは薬の服用がNG
このような理由により、脱毛サロンでは、ピルを含む薬の服用がNGであることがあります。
特にピルは、医療機関で処方してもらうことができる薬であるため、医療機関でない脱毛サロンの場合、薬を服用している人の利用を断ることがあるのです。
万が一服用している薬と、脱毛施術の相性が悪く、体調に変化があらわれたときに対応できないからです。
また、クリニックにおける医療脱毛の場合、脱毛効果に対する影響はない、または副作用の可能性があるということを知ってもらったうえで施術をする、ということでピルを服用していても対応していることが多いです。
ピルなどの薬を服用している場合の脱毛施術なら、薬の種類や使用量を医師に確認してもらえるクリニックで行う施術であるほうが安心だといえます。
ただ、中には医療機関での診断を受け、OKが出た場合は施術が可能であるサロンも存在しますし、低用量のピルであれば可能としているサロンもあります。
脱毛サロンでは、ピルなどの薬の服用がNGの対応をしていることもあるため、薬を服用している人はクリニックを選ぶ、またはサロン選びに注意する必要があります。